那須岳(なすだけ)は、栃木県那須郡那須町にある茶臼岳の別称。那須塩原市、那須郡那須町、福島県西白河郡西郷村にまたがる成層火山群の総称でもある。
日本百名山の著者である深田久弥は書中に『那須岳とは那須五岳の中枢を成す茶臼岳、朝日岳および三本槍岳のこと』と記している。
那須岳は、関東地方の北限、那須火山帯の南端に位置し、広い裾野を持つ成層火山で、噴火口は主峰茶臼岳の山頂部にあり、現在も蒸気と火山ガスを盛んに噴出している。朝日岳と三本槍岳はすでに噴火活動を終えている。標高が最も高い地点は三本槍岳(1,917m)で主峰茶臼岳の山頂より2m高い。茶臼岳と三本槍岳は山頂部が丸く、鋭鋒は朝日岳のみである。また、茶臼岳と朝日岳は山頂部が全体的に岩場であるが、三本槍岳は山頂部がほぼ土と砕石の堆積した斜面で草木も生える。
茶臼岳(栃木県那須郡那須町)
標高1,915m。噴気あり。山頂部は非常に広く、噴火口に近い区域は硫黄の臭気が漂う。山頂部に緑は殆ど無い。
朝日岳(栃木県那須郡那須町)
標高1,896m。最も峻険な山体を有する鋭鋒。山頂部狭い。山体は岩場やガレ場が多い。山頂部に緑は殆ど無い。
三本槍岳(栃木県那須塩原市、福島県西白河郡西郷村)
標高1,917m。那須岳の最高峰。低木など緑も見られる。三本槍岳という勇壮な名称を冠するが、実際には山頂部は丸く狭い。
南月山(みなみがつさん)
標高1,776m。
黒尾谷(くろおや)岳
標高1,589m。
2018
11
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